【アニメ感想】メルヘン・メドヘン 9話を見た感想



メルヘン・メドヘンの9話を,放送日からは少し遅れましたが,月曜に見ました。

Twitterなどである程度事情は知っていたものの,想像を絶していました。思わず笑ってしまうほどに…

ざっと感想

個人的には,完全にBloodivores状態ですね。原作は面白いのに作画やストーリーテンポで台無しにしてきている感じが完全に一致。(もちろんジャンルなどは違いますが)
しかも作画や演出などだけに関して言えば(テンポとかは抜くと)メルヘン・メドヘンの方がBloodivoresより酷いと思います。しかも,2週分休んでこの出来という点も重大です。

8話放送後,クオリティアップのため2週にわたり,1,2話の再放送を行っていました。実際8話はめっちゃ綺麗とまではいかずとも,そこまで酷い作画でもなかったと思っています。しかし,あえて休みを入れた。期待するなという方が難しいでしょう。キービジュアル級の作画が僕らを待ち受けている,そう思っていたのに,メルヘン・メドヘン史上最悪の作画。間違って修正前のものを垂れ流したと信じたいです…。

この出来ならいっそ「レガリア」のように途中から潔く放送時期を延期した(1ヵ月)方が良かったのではないかと思うほど。まあ,レガリアはそこまで作画に疑問を感じてはいなかったので,なぜ?と思ったレベルですが。

メルヘン・メドヘンはクール自体をもっと早めに先(夏とか秋とか)に延ばしておくべきでした。延期は恥ずべきことではありません。確かに延期しないのが一番ですが,延期せずに作画崩壊の万策尽きた映像を流す方が恥だと思います。

気になった個所

とりあえず個人的に気になった個所を挙げておきます。

モブ観客がもはや壁に移された映像



ドイツ校とイギリス校のメンバー以外のモブが全員壁に同化している…だと!?
この部分に関して言えば,主要メンバーの作画はまともなんですよね…。だからって背景が適当でいいわけがない。背景は重要な素材の一部ですから。背景がキレイだと魅了されて物語に吸い込まれすから(個人的見解)。

スピーカーが雑

スピーカーェ
言葉が出ない。これなら,俺でもさすがに描ける…。

捻じ曲がる空間

これもまあ,なかなかだが構図はおかしくない。

しかし,同じ場所での別カット。加澄ちゃんが空間捻じ曲げているような…

加澄ちゃんの寝転がってるイスが壁にねじ込まれているようにしか見えません。ただイスの端がロッカーにくっついているわけではないので一見よさそうにも思えます。しかし,1枚目をよく見ると,ロッカー2つ分の幅があるのでやはりおかしい。というか,少しでも違和感を覚え,話に集中できなくなってしまった時点でおしまいなんですよね…。

お前誰だよ事件

あら,やだ,ちょっとイケメンじゃない~
でも,葉月ではないかなぁ…

骨格ヤバくないですかね



後半2枚は二人とも酷めだが,特にカザンさんの顔がヤバい…。ホントにカザンちゃん…?

その他の点

また,皆が叩いている作画自体がひどいのはもちろん,彩色(まあ作画の一部かな)もおかしかったり,喋ってるキャラの声と映像で喋っているキャラが違うことが自分が確認した中では二度ほどありました。

彩色がおかしい

まずは彩色。
オレンジだった襟が

白に!
まあ,正確には「白」が正解なので,オレンジが間違っていることになります。細かいですが,目立つ色なので意外と気になる。

また,こちらの中学時代の制服も気になりました。こういう色なのか?
派手過ぎない?というのと,オレンジは先ほどの彩色ミスの色なので余計疑ってしまう。それ以前に作画な

白と黒じゃん?

しかし,2枚目では白と黒。半袖になっているので服が変わったのか?それともそもそも半袖になっているのもミスなのか。この部分に関しては確定で彩色ミスとは言い難いですが,新幹線以外のカットで「白黒」の組み合わせの制服になっているので,やはり「オレンジ緑」の新幹線時の彩色はミスかな?と思います。

キャラと声が合っていない

続いては,「喋っているキャラクターの絵と声が異なる人物である」箇所が二度確認できたので,そちらも。

一度目がこちら。
①ロシア校も参加!というところでしゃべっているのはロシア校リーダーの「マリア」

②ロシア校が登場した方向から来たキャラがまさかの諸国連合の「シャルル」に。声は「マリア」なので,収録ミスではなく完全にキャラのミス。

そして,こちらが二度目。
どうみても左側にいるのはロシア校リーダーの「マリア」ですが,声や口調が完全に「加澄有子」。加澄ちゃんはこのシーンで一回も見えていないので,こちらは収録の方がミスっていたのかな?

絵と声が合っていないのは,僕個人としては作画崩壊以上にご法度です。作画崩壊は笑って見過ごせます(?)が,声が合っていないのは非常に気になります。今回は作画崩壊が凄すぎてあまり目が向けられていない印象ですが,通常であればこれだけでも物語への没入度が削がれると感じます。

だいぶ切羽詰まっている証拠でしょう。

そもそもOPが4話まで仮の姿(本編映像を流用しまくったOP映像)だったことからも,ちょっと心配だったのですが,案の定というかそれ以上の事態になってしまいました。

制作会社は?

制作会社は「フッズエンタテインメント」というところ。すまん,知らん会社だ。一応,今までに元請け制作してきたアニメで「がをられ」などは途中まで見てたので,まったくお世話になっていない制作会社ってわけでもないんですが,Wikipedia先生によるとあまり元請けは多くない印象。というかそもそもの作品数が少な目かな。
ドリフターズとか作画崩壊もなくいい印象だった気がする(最後まで見ていない笑)ので,やらかしは初かな?
あまり作品数をこなしていないのもありますが。

もちろん,制作会社がすべて悪いとも限りません。(総)監督か?それとも絵コンテさんか?そもそも予算は?

最後に

制作会社が悪いのか?監督か?みたいなこと言いましたが,責任が誰にあるとかは関係ありません。チームで作っている以上は連帯責任でしょう。もちろん予算を出している製作委員会含めです。
そんなことはいいから,これからどうするかですよ,問題は。10話の予告を見た限りではまともそうでしたが,まだまだわかりません。
もう何週休んでも構わないから安心して見れるものに仕上げていただきたいなと思います。
原作未読(一応アニメ含むメディアミックスで立ち上がっているので原作なのか微妙ですが)ですが,ストーリー自体がとてもワクワクするものであることがとても伝わってくるので,作画や演出などでグダっているのがとても残念でなりません。
ストーリー原案(ほぼ原作者みたいなもの)の松智洋さんはすでに死去しておられることも考えるともう…なんだか…。とにかく残りの話数死ぬ気で頑張ってほしいです。

幸いBloodivoresと違って,日本でメルヘン・メドヘンの小説も漫画も売っています。アニメに耐えられなくなったらそっちに逃げればいいのは唯一の救いです。

最後に一言。
「ボブネミミッミ見てるような気分ってそれAC部に失礼」

※勢いで書いたので日本語がおかしい箇所多々あると思いますが勘弁してやってください

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