【追記1:遅延についてを追加しました】
【追記2:音量の問題に関する対策を追加しました】
10月7日(土)に発売を迎えた1000Xシリーズ。
その中でもフルワイヤレス(完全独立型)である「WF-1000X」が気になっておりました。というか,これが待ちきれなくてQ29を購入したわけですからね。
Sonyストアなどで試聴できていなかったので,発売日なら普通の店舗でも展示してあるだろうと,近場にあるヨドバシカメラに試聴しに行きました。そう,あくまでも試すだけのつもりでした。なのに,気づいたら手に持っていたんですよね笑(ヨドバシの店員さんが強すぎた)
ということでフルワイヤレスイヤホン「WF-1000X」(以下WF)を購入しましたので一通りレビューしたいと思います。(発売日に買った割には記事更新が遅い汗)
まずは開封から。
サイズ感について
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ケースを比較。ぱっと見は明らかにWFの方が大きいです。 |
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横幅はWFの方が細め。しかし,高さでもやはり大きいですね。 |
ということでまずはケースをざっと比較しました。おいおい,セールで5,000円程度の品より大きいってどういうことだよ。と思わなくもないです。ただ,バッテリー容量はNCのことも考えるとWFのケースの方が大きいと思うので仕方がない気もします。そもそもイヤホン本体がWFの方が大きいので許すほかなし笑
ちなみに横幅が薄いのでQ29のものより収納しやすいので個人的には満足です。
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充電中は受信部分が赤く光る。Q29は白く光るが,若干頼りない。また,WFの方はカチッと音がするのでしっかりハマったという安心感が強い。Q29の方はただ差し込むだけなので,たまにしっかり充電できてない時などもあった。 |
Q29のケースは蓋が透明なので,中の様子(充電の様子など)が蓋を閉じた状態でも確認できます。WFのケースは外から充電の様子が見れないのがネックでしょうか。まあ,見ねぇなというのが個人的感想。問題なかった。
よくよく考えるとAirPodsも中の様子は見れないですしね。
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両方とも左側です。WFは装着時下側に,Q29は外側にボタンがあります。 |
大きさは受信部分のこともあってSonyの方が大きいです。が,装着感がまるで違います。Q29はイヤーピースでしか耳と接触していないので形がいびつでちょっと耳の穴が痛くなるものでしたが,WFのものはいたって普通のもの。普通のイヤホンのようにつけられるのは快適です。サポーターのおかげで外れる気配がありません。サポーターも柔らかい素材でできているのでつけているのを忘れるレベルです。
操作をするボタンですが,これもWFの方がいいですね。下側にあるので押したときに耳を圧迫しません。Q29の場合押すと耳に刺さるので場合によっては少し痛かったです。
また,WFは右側1回で「再生・一時停止」,2回で「次曲」,3回で「前曲」,長押しで「GoogleアシスタントもしくはSiri」,左側1回で「NCオン」,2回で「アンビエントサウンドモード」,3回で「NCオフ」と多機能です。Q29は両方同じ挙動で,1回で「再生・一時停止」,2回で「次曲」と少な目です。最低でも「前曲」は欲しかった。
しかし,WFの場合右手がふさがっていると,「再生」や「次曲」すら押しにくい(わざわざ左手を右耳に伸ばさなければいけない)のが難点です。正直ほぼ常時NCオンなので,左側も右側と同じ挙動にしてほしいですね。アプリがあるんだから個別にボタンの挙動を設定できたりしてもいいと思うんですけどね…。
接続方式について
Q29は左でも右でも核(スマホとつながりかつもう片方のイヤホンと接続する役割)になれますが,WFは左側が核として固定されています。したがって,WFの片耳運用は左側のみ可能です。ただ,音楽操作は右側の機能であるため,左側のみの運用だとイヤホン側から曲の操作することはできません。だからアプリで挙動のせって(ry
音質について
これはもちろん言うまでもなく,WFです。音のメリハリが違います。素人でもわかるので相当でしょう。ただ,Androidの場合AACが非対応コーデックなので強制的にSBCでの接続になるので,iPhoneより音楽面で優れているであろうXperiaの強みを活かせません。apt-X非対応は結構大きいかもしれませんね。ただ,今のままでも十分です。フルワイヤレスのストレスフリーさには代えられません。
音量について
これはQ29にも若干言えたことでしたが,WFも大概でした。細かな音量の調整ができません。これに関してはQ29よりもWFの方が極端です。ミュートを0として4段階目がちょうどよいのですが,若干大きく感じる微妙な音量なんです。そこで音量ステップを1下げた3段階目にすると急に音が小さくなります。これが意外と厄介。3~4段階の間に何があったのかというほど差が開ています。せっかくアプリがあるんだから,NC周りだけでなく音量の細かい調整もさせてほしかった感は否めません。今後アップデートで追加されるといいなぁ…。
まあ,接続相手のXperia X Performanceくんがポンコツな可能性もありますけどね…。(XZでも音量調整が云々言ってらっしゃる方を見かけたのでXperia全体的にポンコツな可能性の方が高かったり…)
【音量の問題を解決する手段として,Androidの場合「開発者向けオプション」内にある「絶対音量を無効にする」という項目をONにすると,スマホのスピーカーと同じ音量の区切りになるので微調整が効くようになります。ただし,他のBluetooth機器でも同様に反映されるので注意が必要です。逆に言えば全部同じメモリ配分になるので楽かもしれません。】
遅延について
これ,個人的に気になっていた部分ですが,やはり遅延は発生しますね。はっきりとわかるレベルで。フルワイヤレスでこれを克服しているものがあるわけでもないので仕方ないですね。これはもうコンテンツ側の対応待ちといったところでしょうか。ただ,当然ですが音楽を聴く分には全く支障はありません。シビアなゲームや動画を楽しむ際には気になると思います。
ですが,接続の安定性は高いですね。人が密集していてもQ29のようにぶつ切りにならずに再生してくれます。た~まに切れますが,あくまで右側の音が一瞬聞こえない程度。核である左側は問題ありません。さすが受信部分をデザインとして取り入れただけはあります。この点はホントに買ってよかったと思える点です。
この子の目玉機能であるNC(ノイズキャンセリング)について
通話用NCならば今までも搭載機種はありましたが,音楽用NCは業界初です!
可もなく不可もなくといった性能でした。
MDR-1000(ヘッドフォン)のNC(以前展示品で体感済み)を想像していると性能が違い過ぎてがっくり来そうな感じです。まあ,ヘッドフォンとイヤホンましてやフルワイヤレスのものを比較するのもあれですが,ヘッドフォンレベルのNCは期待しない方がいいでしょう。でも,やっぱりあった方がいいのは確かです。
なんたって,実際通学で利用してみましたが,かなり騒音がカットされました。正直感動ものですね。
アンビエントサウンドに比べてだいぶ騒音が落ちているのが実感できるレベルではありますからね。
今まで普通のイヤホンしか使ってこなかったので,ホントに感動しています。人の声は場合によってはカットしきれませんが,車や電車の騒音はかなりカットしてくれます。それでも若干かすかに聞こえますけど,正直十分すぎます。
また,自分は常時NCオンなので利用していませんが,アプリ側で自動的にNCオン・アンビエント(人の声のみ取込み・すべて取込み)・NCオフを切り替えてくれる機能もあるので便利そうです。
長押しによるアシスタント呼び出しについて
先に記述した通り,ボタンを長押しすることで各種アシスタントを起動できます。声も普通に拾ってくれて,天気などを手軽に知ることができました。が,外で使う勇気はないですね。日本人にはハードル高いです。
以上,いろいろな点についてレビューしてきました。レビューを見てから慎重に判断して買うか決めるとか,発売前に決めていたはずなのにレビューを書いているという珍事w
しかし,後悔はしていません。やはり値段が値段なだけあります。とてもいい商品でした。次買い替えるとしたらXperiaとともにですかね(USB Type-Cのケーブル的に)。
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