【Xperia】Xperia 1のスペックまとめと感想



日本時間で2月25日16時半からMWC2019でSony Mobileが発表を行い,そこでXperia 1,10,そして10 Plus(,L3)が発表されました。
興奮も収まり,とりあえずスマートディスプレイの記事も書いたので,Xperia 1への想いを綴っていこうかなと思います。口調が色々おかしくなっていますが,大目に見てあげてください。
ソースは一番最後にまとめて載せてあります。

はじめに


まず,発表おめでとうございます。ライブ中,ライブ映像が途切れたりなどはあったものの華々しい舞台を飾りました(に違い無いさ)。
ライブを待つのも楽しかった
Zシリーズ時に比べやけにお漏らしが減ってしまい,本格的な情報が出てきたのは前々日や前日。もちろん,レンダリング画像,1や10になるということなどはもう少し前からリークされていましたが,内部スペックの情報はほぼ皆無でしたからね。当日の楽しみが倍増です。

各機能に関して

それでは発表された各機能に関して,自分の意見を交えながら紹介していきたいと思います。
おおよそすべて公式サイトからのものになります。サイトによって書いてあることがまちまちで,某ア〇キーなんて5G対応で512GBストレージなんて書いちゃっていました。でたらめもいいとこです。ホントにそんなスペックなら歓迎することに違いないですが。

なので,公式ページをあてにしました。

デザインとサイズ

画像はソース2より

デザインはXZ2,3ファミリーを切り捨て,再び以前の姿を取り戻しました。

??「悪霊に取りつかれていたのでお払いしときましたよ。」

オムニバスデザイン…と言いたいところですが,Sonyによると特に名前はなく,ただの21:9の板らしいです。

背面は完全にフラットではなく,側面から緩やかにカーブして平らになる感じですね(伝われ)。2.5Dカットがされている感じです(伝われ)。
画像はソース1より

XZ~XZ1のように角ばっておらず,Z3やX Performanceのように角は丸くなっています。持ちやすそうですね。

サイズ

サイズは以下の画像の通り。
公式サイトより

幅はXZ3より1mm短い72mmで,持ちにくいといったことはなさそうですね。ただ,やはり縦長。慣れるまでは若干違和感を覚えるかもしれません(もう実機写真見過ぎて慣れた)。

Xperia XZ Premiumの縦が156mmですから,だいたい1㎝長いことになります。

ベゼル

画像はソース3より

画像はソース4より

いよいよ本格的なベゼルレスを取り入れました。XZ3ではSONYのロゴがくつろげるスペースがありましたからね,まだまだ甘かった。

ここまでSonyが頑張っても上部のベゼルを太いと言っているサイトがあってビックリ。GALAXY Note 9とほぼ同じかそれより小さいベゼルだというのにまだ文句があるのかな…?
もちろんノッチやパンチホール歓迎派からすれば,わざわざベゼルを付けているだけでベゼルレス警察が駆けつけてくるのかもしれません。が,ノッチやパンチホールは物議をかもしているデザインですから,そしてXperiaファンの多くは少なくともノッチを嫌っている方が多い印象。いい判断だったと思います。ここまでできれば上出来です。もっと早くにこのベゼルを見せびらかしていればSonyもここまで落ちこぼれにはなっていなかったでしょう。
(個人的には下あご残しておいて上をノッチやパンチホールにするのは許せない派です。やるならせめて下あご消し去ってからにしたら?と思ってしまいます。この点でまだiPhoneXは許せる笑)

指紋センサー

下からカメラボタン,電源ボタン,指紋センサー,音量ボタン(画像はソース3より)

XZ2,XZ3ファミリーでの背面指紋センサーを撤廃。再び側面になりました。ただし,XZ1までとは異なり,電源ボタンとは別。個人的にこの位置が一番いいと思っているのでうれしい限りです。これぞSony(最近だとGALAXYとかも一部モデルで取り入れてはいるが)。

ストレージ・メモリ

ストレージに関しては発表当日には記載がなかったのですが,のちに追記されていました。

128GBUFSストレージに6GBのRAMを搭載します。SDXCは512GBまでサポート。

正直8GB,258GBが良かったというのが本音です。もしくはGALAXYのように128GBモデルと256GB(なんなら512GBでもw)モデルを用意してもよかったのではないかと思いますね。とはいえ,今まで4/64GBを貫いてきたSony Mobileくんが6/128GBにしただけでおじさんはうれしいですよ。

なお,いくつかのサイトでストレージ64/128GBなんてのを見かけましたが,現状64GBの存在はいくつかの地域の公式ページを見回ったのものの確認できませんでした。デマかもしくは一部地域では存在するの”かも”しれません。

XZ3のときは一部地域のみRAMが6GBのモデルも出ていましたから,今回もRAM8GBのモデルやストレージ256GBのモデルがある可能性もゼロではないとは思うものの,流出している型番的にはなさそうですね。

音楽を全てローカルにおいているので128GBでは少し心もとないですが,アプリと音楽以外をSDカードに保存していけばギリギリ間に合うので,購入する意思は変わりません笑

電池容量

電池容量は3330mAhとXZ3や同時発表のローエンドモデルL3と同等と少し心もとない数値をしています。

Xperiaは電離消費の管理が得意だから…なんて無理に擁護しているところもありましたが,何台か使ってきているからこそわかる,いやそんなことはないぞ感。

1日持つかどうかといったところ,ヘビーな使い方をしたら瞬溶けでしょう。もしかしたら今までとは全く異なる節電技術を取り入れている”かも”しれないので一概に持たないとも言えませんが。。

ちなみにXZ2~3で対応していたQiには非対応。退化する部分があるのは悲しいですね。XZ3でワイヤレスチャージャーを購入した方は資産を活用できないので可哀そうです。

僕は非接触充電なんて時計くらいなので,チャージャーも別に購入していないので特に問題ないですね。XZPから見れば退化ではないので気に留めません,購入に突き進みます笑

ディスプレイ


はい,Sony大好き世界初4Kのお時間です。世界初スマホでの4K有機ELディスプレイ搭載です。めでたい!
公式プロモより

さらには業界最先端の21:9ディスプレイ!めでたい!Cinema Wideという通り,映画を見るのに最適!
MIB続編やるのこれのお陰で初めて知ったぜ…(公式サイトより)

正直,こんなちっぽけな画面で見ても,僕のような目の腐った人間に4Kの恩恵はほぼありません。XZPで体感済みです。

とはいえ,映像メインの売りにしている機種だからこそ妥協せずに4K OLED HDRを載せてきたのには感心。

詳細な解像度は1644×3840となっています。

映像処理エンジンはBRAVIAにも使用されているX1のモバイル版「X1 for Mobile」。OLEDパネル供給元は不明(XZ3はLGらしい)ですが,XZ3では高評価を得たOLEDディスプレイ,期待できそうです。

6.5インチではありますが,21:9というアスペクト比のお陰で前述の通り端末サイズはそこまでビッグというわけでもなくむしろ細く持ちやすい端末に仕上がっています。

TwitterのTLを見るのが捗りそうなのは間違いない21:9比率のディスプレイ。果たしてどのような活用の仕方があるのでしょうか。ということで以下活用場面別に軽くまとめました。

21:9の活用場面~マルチウィンドウ~

21:9という奇抜なアスペクト比を活かし,マルチウィンドウのUIをSonyが独自に用意したそう。

片方を16:9比率,つまり今までの一般的な比率で利用し,残り部分を小窓的に利用しようといったこともできるとアピールしています。実際16:9でマルチウィンドウをして文字を打とうとすると結局どっちも覆われて意味をなしていなかったと思います。なので,特に文字を入力する際などのマルチウィンドウには重宝しそうです。

上側の小窓で生配信を見つつ,下側の標準サイズの部分でTwitterを開き実況なんてことも苦ではないだろう。

また,若干ソフトウェア的な話になるけれど,マルチウィンドウは個別にアプリケーションがあり,そこで2つのアプリを選択して利用する模様。マルチウィンドウを利用するにはこの方法のみなのかはイマイチ分かりません。これがマルチウィンドウ用のSony独自UIって認識でよろしいのでしょうかね?

過去に組み合わせたアプリケーションを覚えており,直近に使用した組み合わせか頻繁に使用する組み合わせかはわかりませんが,下部に3つ組み合わせがすでに並んでいるので,そこからも利用可能。

21:9の活用場面~ゲーム~

ソース5より

Fortniteなどのゲームは21:9に対応するとのことで,より有利な形でプレイできることがうかがえます。

が,すべてのゲームが対応するわけではもちろんありません。縦画面でプレイするゲームはあまり恩恵がなさそうかも…。

あと音ゲーが辛そうな気もします。ガルパはどう表示されるんだろうか…ノーツに手が届かなくなりそうなのが唯一の懸念ですね,この子。

21:9の活用場面~ビデオ~

一番Sonyが推してた気がするけど一番後回しにしてしまった笑
映画を見るのに最適なのは確かです。映画の比率とほぼ同等な21:9のアスペクト比ですし,立体音響技術「Dolby Atmos」にも対応していますし,そりゃ迫力あるでしょう。そうでしょう。

しかし,一般的な動画はどうでしょう。録画した番組を見ようと思えば16:9,YouTubeは案外いろんな比率がありますが,やはり多いのは16:9です。

時代がSonyに追い付いていないといえばそうかもしれませんが,普通の動画をよく見る人からすれば,両端に真っ黒い部分ができてしまいせっかくの21:9を活かしきれないでしょう。難しいところですね。

スピーカー

USBポートの右側に見えるのがスピーカー(画像はソース3より)

スピーカーに関しては決して褒められたものではないでしょう。今まで頑なにフロントにステレオスピーカーを配置してきたのに,今回一言も触れずに下部側面の片側に片方のスピーカーを配置したのですから。

XZ3のような形状であれば,細いベゼルでも搭載できたと思うのですが…。

とはいえ,最近専ら音楽はスピーカーでは聴かないのでどうでもいいと感じています。
スマートディスプレイにキャストするか,Ear Duoで聴くかなのでスピーカーを使わない。ゲームをするにも,遅延がほぼ無いEar Duoを使用。音ゲーに関しては本体スピーカーを使っていますが,音重視でやるときは有線イヤホンを使いますからね。

そうそう,Xperia 1はXZ2から引き続きイヤホンジャックはありません。USBポートから繋ぐわけですね。これは個人的な問題ですが,音ゲーをする際の持ち方的に,むしろXZPやXZ1などの位置だとちょうど手に当たるんですよね。むしろUSBポートからであれば手に当たらない位置なんです。なので,むしろありがたいくらいです。

ソフトウェア

OS

現時点では最新のAndroid 9 Pieを採用。

なお,XZ3までに搭載されている9 Pieではナビゲーションバーは従来の「戻る」,「ホーム」,「アプリ履歴」だったものを,Pixelシリーズなどと同じようにピル型にしてきました。XZ3の時はユーザーを「混乱させないため」的なことを言ってピル型を見送ったのに,次ではもう採用とはたまげたなぁ。やはりソフトウェアができていなかっただけのようですね。

とはいえ,実際操作性が大きく異なるのもまた事実。最初は慣れが必要そうですね。

サイドセンス

サイドセンスをXZ3から引き続き搭載。側面曲がってないし,てっきり廃止されるかと思ってたんですが,しぶとく残りました。

XZ3以上に縦長なので,反応次第では使い勝手はよさそう。ただサイドセンスが誤作動しないか心配です。逆に起動しないこともありそうだ。

ゲームエンハンサー

21:9が一部のゲームでは有利そうということは先ほど話しましたが,ようやくXperiaはゲーム体験をよりよくする機能を入れてきました。一応Xperiaアクションには「ゲーム中」があり,通知の制御やそのほか最適化を行うことはできていましたが,他のアクションもあるアプリだったので起動したりしなかったり,動作が怪しかった部分がありました。

それを今回ゲームエンハンサーとして,ゲームに特化させてくれました。今までの通知の聖書や最適化に加え,ユーチューバーにはうれしい録画機能もあり,フロントカメラで自分の顔も写せるようです。VTuber的には顔はどうなんだろうか🤔

ともあれこれらの機能は,サムスンやHuaweiといった企業は似たような機能を実装済み。ようやく,対抗できるようになった感じですね。

カラーリング

画像はソース4より
カラーはブラックホワイトグレー,そしてパープル。パープル一択ですね。ありがとう,ありがとう。Z3の限定色パープルを最後に途絶えていたパープルが返ってきました。XZ3のボルドーレッドも綺麗な色だったので,引き継いでくれてもよかったのですが,パープルがあるなら何も文句は言いません。

ベゼルがXZ3から引き続きZシリーズの時のようにブラックで統一されており,ブラックの場合つなぎ目のない本物の"21:9の板"になるので案外ブラックも魅力的かも。

価格

価格は公式ページには記載がありませんが,海外のいくつかのサイトなどには掲載がありました。

26日の朝日新聞によると,949.99ドル(予定とのことですが,多くのサイトでは価格の記載はなく,公式ページにおいても見当たらないので信ぴょう性は何とも言えないところ。ただ,ホントに949.99ドルだとすると思ってたよりは安いなといった感じ。10万円ちょいとはありがたい。何せGALAXY S10(128GBモデル)のExpansysでの価格は12万円。

しかし,EXPRESS(ソース1)によるとイギリスでは£869となると記載されており,これは記事作成時点で1154.52ドル,約12万円と2万円ほど異なります(また,unbox.ph(ソース2)などでは£849とあるが結局12万円)。12万円であれば妥当ではありますが,ありがたくはないですねぇ~

カメラ

カメラはついに3眼となりました。XZ2 Premiumでモノクロと組み合わせた2眼を出し,超高感度を売りにしました。そのときのAUBEはどこへ?とは思ったり,思わなかったり笑

全て12MPで焦点距離が異なるもので構成されています。XZ3のときに「カメラはレンズが多けりゃいいわけではない」的なこと言ってた気がするんですけどね。Sony Mobileって意見コロコロ変わりすぎィ!

ま,それはさておき,焦点距離は26mm,16mm,52mmの3種。ポジションとしては端末上から標準,望遠,ウルトラワイドの順で搭載されています。
  1. 12MP 26mm(標準)の詳細
    Exmor RSTM for mobile memory-stacked sensor
    センサーサイズ 1/ 2.6”
    ピクセルサイズ 1.4μm
    78°
    F1.6
    OIS photo stabilization
    Hybrid OIS/EIS video stabilization
  2. 12MP 16mm(ウルトラワイド・スーパーワイド)の詳細
    センサーサイズ 1/3.4
    ピクセルサイズ 1.0μm
    135° 広角
    F2.4
  3. 12MP 52mm(望遠)の詳細
    センサーサイズ 1/3.4
    ピクセルサイズ 1.0μm
    45°
    F2.4
    OIS photo stabilization
    Hybrid OIS/EIS video stabilization
こんな感じです。センサーサイズは小さめ(?)って感じですが,αシリーズの画像処理エンジンとして有名なBIONZ Xのモバイル版「BIONZ for Mobile」を搭載。これにより,画像圧縮前にノイズ低減処理を実施でき,暗所撮影画像のノイズ低減に役立っているそう。だからモノクロやAUBEは気にしないでってことですかね?
瞳に自動的にフォーカスすることでより人の顔をはっきり撮れる

また世界初スマホで「瞳AF」を搭載します。瞳に合わせてフォーカスをしてくれるので,より人の顔をくっきり取れるというわけだ。カメラのことは全然詳しくないので,ここいらで撤退笑

最後に

プロのような映画がとれる!とかもあったりしましたが,興味がないので割愛。

とりあえずSonyがようやく力を一つにし始めたなということは伝わってきました。今までなんだかんだでSony Mobileのぼっち感があり,せっかくのSonyなのになんで連携しないの?と思う部分は多かったです。それが最近になって他の多くの部門と関わり始めました。副社長が交代した影響も強そうですね。特にカメラ回りはそう感じさせます。

僕はXperiaが好きです。Sonyが好きだから,というのもあるかもしれませんが,何よりも使い勝手がいい。

ほぼ素のAndroidでありながら,程よい追加機能がある。ハードのデザインもいい。
素のAndroidを求めればPixelがありますが,やつはハードスペックが微妙。
ハードスペックを求めればGALAXYやらなんやらありますが,彼らはUI,ソフトウェアが独自すぎる。

その中間に位置するのがXperiaなんですね。さらにアップデートも早い。
そんなXperiaがいったん迷走したとき(XZ2~XZ3)は正直XZPで最後になるかも…と思いましたが,デザイン回帰してくれてうれしいです。絶対に買います,というかExpansysで仮注文はしました。本発売が楽しみで仕方がありません。

ソース

特に表記のなかったものはすべて公式サイトより。
  1. EXPRESS
  2. unbox.ph
  3. androidcentral
  4. AndroidPIT
  5. ケータイWatch

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